生命保険と終身保険

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終身保険とは、被保険者が死亡や高度障害となった場合に保険金が受け取れる死亡保険の一種で、保険期間がその人の一生涯に設定されている生命保険のことをいいます。終身保険の場合、保険期間が一生涯なので、時期の早い遅いにかかわらず保険会社は契約者に対し必ず定められた保険金額を支払わなくてはならないことになっています。そのため、各契約者に支払う保険金を各契約者による支払い金額によってまかなうしくみにしています。
終身保険の生命保険の場合、保険期間を定める定期保険にくらべて保険料は割高になっています。ただし、終身保険の場合には加入時に定期保険のときほど厳しく年齢や健康状態について調べられることはありません。支払われる保険金は生涯に払い込まれる保険料の総額とほぼ同じに設定をするため、保険会社にとって逆ざやになるリスクが少ないからです。
終身保険と定期保険は、ともに保険金の支払が発生するための条件が被保険者の死亡または重度障害である点で共通しています。ですが、終身保険の場合には定期保険のような満期の到来や契約更新を行う必要がありません。また、保険料が終身保険の方が割高である分、解約となった場合の解約返戻金の金額が大変に高くなります。
終身保険の中でも「積立利率変動型終身保険」という形式もあります。これは市場金利に変動して積立利率が定期的に変動していくというものです。この保険商品のメリットは、市場金利が上昇したときには、それに合わせて保険金が上がるという点です。